インフルエンザは、38℃以上の高熱や悪寒、頭痛、関節痛、筋肉痛、疲労感などの全身症状が突然現れるのが大きな特徴です。 一方、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、せきなどの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。 発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはめったにありません。

予防するには？
インフルエンザワクチンは効果が出るまでに２週間ほどかかります。
そこで、流行時期に入る前のワクチン接種をお勧めします。流行中は「帰宅時の手洗いやうがい」で、のどや手指についたウィルスを洗い落とす習慣を。
「室内の湿度を50～60％ に保つ」と、のどの粘膜の防御機能が保たれて感染しにくくなります。体の抵抗力を高めるために「十分な休養や栄養をとる」 「人ごみへの外出を控えて、外出時はマスクをかける」ことも予防につながります。

まずは病院へ！
インフルエンザは普通の風邪とは違いますから、熱が出たら早めに医療機関を受診しま しょう。インフルエンザ治療薬は医師の処方が必要なので、受診しなければ服用することができません。