公 費
おたふくワクチン(一部助成あり)
ロタウィルス(一部助成あり)
ヒブワクチン
水痘ワクチン
日本脳炎
B型肝炎
小児肺炎球菌
自 費
『熱がでた!』お子さんが熱を出した時に知っていると役に立つ知識です。あわてずに、しっかりケアしましょう。
まず熱を計って下さい。
人間の感覚は意外にあてになりません。
「○○度ありました。」という情報が大切です。
必ず体温計で熱を計って下さい。
脇の下の汗を拭いて、体温計の先をしっかりと脇の下にはさみましょう。
体温計は水銀計が一番正確ですが、時間がかかります。電子体温計は大部分が予測式のため、多少高く出たり低くでたりしますが、1分間位で計れるので便利です。
元気な時の体温を平熱といいますが、体温は一日中同じではありません。
朝は低めで夕方から夜にかけては高くなります。
1日4回(朝・昼・夕方・寝る前)食事前の安静な状態で体温を測り、各時間帯での大体の平熱を知っておくと便利です。
平熱より1度以上高ければ熱があると考えてよいでしょう。
運動後・食事後などは体温が高くなります。
また、厚着や暖房、水分不足、疲れや興奮などが原因で発熱がみられることがあります。
食欲はあるか、機嫌はいいか、よく寝れるか、顔色や泣き方はいつも通りか、咳・鼻水・下痢などの症状があるかなどを参考にし、変だなと思ったときには、診療時間内に受診するように心がけてください。
小さければ小さいほど早め早めを心がけて下さい。
熱さましは熱によるつらさを一時的に軽くするためのお薬で、病気を治す薬ではありませんので、熱さましを使っても病気が早く治るわけではありません。
熱さましの種類によっても違いますが、効いている時間は4~6時間ですので、高熱の出る病気では一時熱が下がってもまたあがります。
熱さましの上手な使い方は次のようなことです。また、座薬でも飲み薬でも種類と量が同じであれば効き目は同じです。
座薬の方が強いということはありませんし、両者を同時に使ってはいけません。
ちょっと難しい言葉ですが、知っているとあわてないですみます。これは、熱が出る前に寒気がしてガタガタ震えている状態をいいます。寒気が「悪寒」で、ガタガタふるえることが「戦慄」です。通常39.5度以上の高熱が出るときに見られる症状です。寒がっているときには唇の色も悪くなり、けいれんと間違えることもあります。このようなときには、湯たんぽ・毛布などで身体を暖めて上げて下さい。30~60分もすると今度はふうふう言って暑がるようになりますので、今度は冷やしてあげてください。
・38.5度以上でつらそうにしていたら、熱が上がりきったところで使う。
・高熱でも、元気があるときには、使わずに様子を見る。
・熱さましは使っても1日2回まで。
続けて使うときは、最低6~8時間は間をあける。
水分は欲しがるだけ上げましょう。熱が高いときは、はく息や汗からも水分が失われます。
飲ませる物は、子供用のイオン飲料・湯ざまし・番茶などなんでもかまいません。着せる物は季節・室温により違いますが、同じ部屋にいる大人と同じか1枚少ないくらいの薄着がちょうどです。夏でしたらクーラーを使って、室温を25度前後にして上げましょう。もちろん直接風をあててはいけません。次のような時には急いで医療機関を受診して下さい。
・ぐったりしていて、意識がはっきりしない。
・嘔吐がはげしい。
・鼻をピクピクさせ、呼吸がはやく苦しそう。